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糖尿病だからって、「甘いもの食べちゃダメ」「炭水化物取っちゃダメ」「外食とかありえない！」ってわけではないのです。（控えた方がいい、と食べちゃダメ、は似て非なるもの）特に妊娠糖尿病はハラの赤子のためにしっかり栄養はとらなくちゃいけないので、なかなかひどい二律背反をクリアせねばいけない。

標準摂取エネルギー量は「標準体重（身長^2 × 22）×身体活動量（25~35）」で算出できて、それに妊娠後期の加算分として400kcal追加＝1840kcalを一日で取るということに（わりと多い）。このうち50%~60%のカロリーは炭水化物で取りましょう、というのが管理栄養的スタンダード。炭水化物は急激に血糖値を上げるので、緩やかにするために食物繊維→たんぱく質→炭水化物の順番で食べましょう、というのが「ベジファースト」。吸収されにくいものを先に胃にいれちゃいましょう、てこと。

ちなみに、最近流行りの「糖質制限食」だの「カーボカウント」は、カロリーは関係なく炭水化物のみを抑えましょう、というまた別の考え方。手っ取り早く体重を落としたりするにはよさそうだけど、これずっと続けるのはしんどそうよね…。

糖尿病の食事療法は「食事交換表」をいうのを使って管理するのですが、いろんな食材を80kcalひとかたまりにして、各分野から決められた数だけ組み合わせましょう、という考え方。ごはんや肉の量とか直感的にわかるけど、加工されたものや、調味料とか油はかなりやっかいそう。自分で出来るのかしら。

これでいうと、入院中の食事は23単位。3食に配分すると、1食のごはん量が200g(!)になるので「ちょっとこれは多くてしんどいです」と申し出て「主食小」というのに変えてもらいました。ごはんが150gになったので、全体から見る炭水化物量が50%になったのかな。3日目からは、一気に食べると上がりすぎるので、5回にわける5分割食に。カロリーで言うと、朝450／おやつ150／昼600／おやつ100／夜600、ぐらいなかんじ。合法的におやつが食べられるのでかなり嬉しいぜ…。

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　分量的にも種類的にもかなりいろいろ食べられるのがわかるかと。

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