ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2012 “ランドマーク”
サポートが三原重夫&上田顕&岩崎愛というのを聞きつけて、アジカン単独に行くことにした。フェスではよく見てるけど、単独はシェルター初ワンマン以来だった。なんというブランク…。やっぱり、フェスやイベントで見ただけでそのバンドを見てる気になっちゃいけないなあと、当たり前のことをしみじみと思った夜でありました。
アジカンは、ほんとうにもう唯一といっていい「同じピッチャーのビールを飲んだ仲」の下北バンドで、彼らのことを思うとどうしてもハタチ前後の思い出が甘酸っぱさ補正がかけられて思い起こされる、のだけど、彼らはまだまだ現役のロックヒーローで、わたしたちの世代がBlurやOasisやTeenage FanclubやASHに憧れたように、アジカンに憧れてCDを手にしたり楽器を手にしたりするキッズがゴマンといるのだ。(今回、チケットを譲ってくれたのは学ラン姿の少年だった)
それはナノムゲンのブッキングにしてもそうだし、インディレーベルをやってることもそうだし。そして今ツアーの冒頭でBeck/Loserを演ったことにしてもそう。FutureTimesの発行人がしれっとこの曲を演るってどれだけ痛烈な皮肉かよと思いつつ、Twitterなんかをみてると「アジカンのおかげでBeckという素敵なアーティストを知りました!」とかいうポストが溢れてる。Soy un perdedor!
そういった年寄りめいた思い入れはさておき、ライヴ自体もすばらしかった。キュートなコーラスとパーカッションとキーボードと3本目のギターが加わって、ホールツアーらしい重厚感のあるアンサンブルになってた。アジカンはちゃんとキャリアを積む毎に上手くなってるバンドだとは思うけれど(よそのどこがどうだとは言わない)、近作は腕が8本じゃ足りますまいと思っていたので、豪華な編成を見られてうれしかった。あと、数年ぶりに見た三原さん好きだなー、やっぱり。キュート。
1.Loser2.All right part23.N24.1.2.3.4.5.6. Baby5.AとZ6.新世紀のラブソング7.大洋航路8.ブルートレイン9.Re:Re:10.君という花11.それでは、また明日12.アフターダーク13.ラストダンスは悲しみを乗せて14.198015.マシンガンと形容詞16.センスレス17.レールロード18.ノーネーム19.踵で愛を打ち鳴らせ20.バイシクルレース————————-21.マーチングバンド22.リライト23.ループ & ループ24.アネモネの咲く春に————————-25.東京LIFE26.惑星27.今を生きて