学費を完済しました
大学時代の学費ローンを完済した(正確には、まもなく口座から引き落としがかかるはず)。仕事を始めてからずっとローンの支払と積立を同時進行していたけど、結婚式や新生活の算段もなんとなく見えてきたので思い切って精算する手続きを。普段それほど「ローンを背負っている」実感があったわけではないけれど、まあ繰り上げてみると気分がいいもので。20年ローンを組んだので、融資期限は「32年5月27日」になっている。完済する頃にはもう40過ぎかー、子どもが受験かもしれないなーなんて思っていたけど、どうやらそこまではたどり着かなさそう。
「奨学融資制度」という名前ではあったけど、育英会とかそういう類ではなく、要は「大学が保証人になるので自分名義で銀行の教育ローン組みなさいね。あ、在学中の利息は出してあげるから」というシステムで、成績などはあまり関係のないものだったおかげで申請が出来たもの。18,9の小娘が、銀行の窓口ではなく、ソファのある小部屋に案内されるというのはなかなか刺激的な体験であったことよ。印鑑証明取りに行くのも。
いくら自営だとは言え「もとより大学に行けと言っていたのになぜひとり娘の学費がないのだ!」と当時はモヤモヤしたりもしていたけど、いざ自分が働き出してみると「4年間トータル480万+月々の仕送り」なんて、例えば20年後にどうやって捻出できるか見当もつかない。
この先の人生で、車を買うことはないだろうし、たぶん家を買うこともないから、人生で一番大きな買いものになりそう。お値段に見合うものだったかどうかはわからないけど、あの学校で4年間を過ごしたから今の自分があると思うと、悪い買いものではなかっただろうな。
この制度、今は「慶應義塾大学教育ローン制度」という名前になっているよう。なんにせよ「親の名前とはまったく関係なく自分の責任で借金をして大学に行く」というのは様々な意味で心が丈夫になるので(教職課程の学費も別立てで個人的に借りた)、まだ見ぬ我が子にもぜひそのように言い聞かせて育てたいと思う。
自分が現役学生だったときは(家が貧しくて私立は受けることもできなかったせいもあって)、借金背負うなんてとんでもない、とか思っていたものでしたが、自分の責任で借りれば時間も金も無駄にできないという気持ちが湧くのですよね。その気持ちが湧かなかった私は今になっても少しだけ後悔しています。(まあ、基本振り返りはしないのだけど)
物入りの時期に繰り上げ返済まで済ませるとは、見上げたものですね。ともかくおめでとうございます。
国公立目指せない選択科目にしたときも何も言わなかったし、
ここ受けるっていったら「そうかそうかがんばんなさい」だったので
まさかの展開だったんですけどねー(笑)。
今になってみれば結果オーライでございます、なにごとも。
20年で平成32年完済ってことは2000卒か。繰り上げ込みで12年、なかなかやるな。。 http://t.co/CfSAwBRK
あれ、わたくし2003卒です。
一番最初の契約日から20年、実際の返済は卒業後からだったような…(あやふや)
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